開発環境ゼロから作る、Hello Worldへの道
プログラミング、最初の一歩の踏み出し方が分からない方向け。macOS環境で、ゼロから「Hello World!」が動くところまでをまとめました。
1st STEP - エディタを用意する
VSCode / Cursorをダウンロード
まずはコードを書くためのエディタを入れます。おすすめはVSCodeかCursorの2択です。
VSCodeはMicrosoftが作っている無料のエディタで、世界中の開発者が使っています。
CursorはVSCodeをベースにAI機能を強化したエディタです。見た目や使い方はほぼ同じなので、どっちを選んでも大丈夫です。(私はCursor)
- VSCode:https://code.visualstudio.com/
- Cursor:https://cursor.sh/
Cursorの画面構成
- 左側:ファイル一覧が見えるエリア。gitの差分もここで確認できます
- 下側:ターミナル。コマンドを打つ場所です
最初はこの2つだけ覚えておけば十分です。
ターミナルの開き方
画面の上のメニューから「ターミナル」→「新しいターミナル」で開けます。ショートカットは Control + Shift + ^ です。ターミナルはこの先ずっと使うので、開き方だけ覚えておいてください。
2nd STEP - 開発に必要なツールを入れる
Gitをインストールする
macOSは初期状態だとGitが入っていません。ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行します。
xcode-select --install
ポップアップが出るので「インストール」を押して待ちます。数分かかることもあるので気長に。完了したら確認してみましょう。
git --version
バージョンが表示されればOKです。
(Windowsの場合は Git for Windows をダウンロードしてインストールすればOKです)
Homebrewをインストールする
Homebrewは、macOS用のパッケージマネージャーです。開発に必要なツールをコマンド一発でインストールできるようになります。
Homebrew公式サイト に載っているインストールコマンドをターミナルに貼り付けて実行してください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
完了したら確認。
brew --version
(Windowsの場合はHomebrewは不要です。各ツールは公式サイトから直接ダウンロードできます)
3rd STEP - hello worldを作る
作業用フォルダを作る
まず、コードを置く場所を決めます。ターミナルで以下を実行してフォルダを作りましょう。
mkdir -p ~/projects/hello-world
Cursorの「ファイル」→「フォルダーを開く」から、今作った hello-world フォルダを開きます。
HTMLでhello worldを書いてみる
Cursorの左側で「新しいファイル」を作成して、index.html という名前で保存します。中身はこれだけでOKです。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<title>Hello World</title>
</head>
<body>
<h1>Hello World!</h1>
<p>はじめてのページです。</p>
</body>
</html>
ブラウザで確認する
保存したら、Finderから index.html をダブルクリックするとブラウザで開けます。「Hello World!」が表示されていたら成功です。
Cursorに拡張機能「Live Preview」を入れると、エディタ上でプレビューが見れるのでおすすめです。
(番外)AIに作ってもらう
Cursorを使っているなら、AIに作ってもらうこともできます。ターミナルの横にあるチャット欄に、こんな感じで頼んでみてください。
HTMLでシンプルなhello worldページを作って
これだけで動くコードを生成してくれます。
4th STEP - GitHubにコードを上げる
ここからは、お試しで遊ぶだけなら飛ばしてもOKです。ただ、学習を進めてエンジニアを目指すなら必須の手順です。
GitHubは、コードを保管・管理するためのサービスです。過去の作業履歴が残るし、失敗しても元に戻せるし、チーム開発でも欠かせません。
GitHubアカウントを作る
GitHub にアクセスして「Sign up」からアカウントを作成します。メールアドレスとユーザー名を決めるだけなので、数分で終わります。
Gitの初期設定をする
ターミナルで、commitに表示される名前とメールアドレスを設定します。
git config --global user.name "Taro Tanaka"
git config --global user.email "tanaka.taro@examle.com"
GitHubに登録したメールアドレスと揃えておくのがおすすめです。
GitHubでリポジトリを作る
GitHub にログインして、右上の「+」→「New repository」をクリック。Repository nameに hello-world と入力して「Create repository」を押します。
作成後に表示されるページに、次のステップで使うURLが載っています。https://github.com/ユーザー名/hello-world.git という形式のやつです。これをコピーしておいてください。
git initしてリモートを接続する
先ほど作ったhello-worldフォルダのターミナルで、以下を順番に実行します。
git init
git remote add origin https://github.com/ユーザー名/hello-world.git
git init で今のフォルダをGitの管理下に置いて、git remote add でGitHub上のリポジトリと紐づけています。URLは先ほどコピーしたものに置き換えてください。
first commit & push
いよいよ最初のpushです。
git add .
git commit -m "first commit"
git push -u origin main
初回のpush時にGitHubのユーザー名とパスワードを聞かれます。パスワードにはGitHubの Personal Access Token(個人アクセストークン)を入力してください。GitHubのパスワードそのままでは認証できないので注意です。
トークンは「Settings」→「Developer settings」→「Personal access tokens」→「Tokens (classic)」から発行できます。scopeは repo にチェックを入れればOKです。
GitHubのリポジトリページを開いて、さっき作った index.html が表示されていれば完了です。お疲れ様でした!
今後も区切りのいいところでcommit & pushしておくと、作業履歴が残って安心です。gitコマンドをもっと知りたい方は gitの名称・コマンド説明まとめ も参考にしてみてください。
まとめ
ここまでできたら、開発を始める環境は整った状態です。エディタがあって、ターミナルが使えて、GitHubにコードを上げられる。あとは作りたいものに合わせて言語やフレームワークを選んでいけばOKです。最初のhello worldはゴールではなくスタート地点なので、ここからどんどん手を動かしていきましょう。